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資生堂アートハウス

SAT_佐藤

駆け足ツアーでみてきた建築のひとつ。


静岡県掛川にある、資生堂が運営している小さな美術館です。

新幹線線路のすぐ脇にあります。


高宮真介、谷口吉生両氏の設計。







玄関ホールを入って展示室へ向かうと、スロープや壁面を巧みに利用しながら鑑賞を進めることができます。


巡回形式(展示室を巡る、鑑賞の経路)が、表がいつの間にか裏になるメビウスの輪のような見事で美しい一筆書きになっていて、実に見事というか、高低差が変化しながら進む展示空間の移り変わり、明るさの変化、庭、それと一体になった展示室、角を曲がるごと視線が変わるごとにあらわれる、そんな一連の鑑賞体験が素晴らしかったです。緊張と緩和がとても心地よい建築でした。


建物のメインエントランス面以外はほとんどみえないないようになっています。

展示室側の庭は観賞用で入れないのもその要因の一つではありますが、結構な割合で建物が埋め込まれている計画になっていました。



1978年開館。2002年に一度リニューアルもされたようです。

その後もメンテナンスを当然されているのでしょうけれど、にしても40年経っているとは思えない建築でした。だいぶきれいです。


そういえば、

学生時代、設計課題が美術館のときだったか、建築計画先生がこの建築のプランをとてもべた褒めしていたのを20年ぶりに思い出しました。


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