打ち合わせで目黒区役所に。
何より特徴的なのは、ファサードです。
窓の外側につくられた、小さな窓が連続するかのような縦格子状の繊細なフレームで覆われています。
このフレーム、プレキャストのコンクリートだと思っていましたが、触ってみるとどうも金属のようです。
この建物は、建築家、藤村藤吾氏が設計した千代田生命の本社ビルだったそうですが、会社が倒産し、資産売却時に区が購入し、大規模改修して総合庁舎として生まれ変わった建築です。
民間企業の事務所ビルがコンバーションされ、区の顔である区役所に。
とても好ましい事例です。
内部はあちこちに案内や掲示があって、うるさいぐらいに区役所になってしまっていますが、エントランスホールあたりには、まだ藤村藤吾氏の設計の落ち着いた空間を垣間見ることができます。
屋上の一部は緑化され、目黒十五(とうご)庭と名がつけられていました。
さて、そんなことがわかってくると、旧本庁舎はどうなったんだろうと、好奇心が湧いてきます。
調べてみると、下のサイトがでてきました。
なかなか味のある建物ですが、今はもうマンションになっているようです。
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