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約70年前に建てられた「母屋」部分の建て替えです。母屋の背面に急傾斜地を背負った困難な土地形状であり、母屋と急傾斜地との間は裏庭になってしまっていたのですが、丁寧に管理された豊かな緑の存在がとても印象的でした。そこで、周囲の緑や残る既存建物との関係を見直し、大きな切妻屋根の構えを採用して、表側のアプローチや別棟の離れや車庫などの既存の建物とその周囲の外構などの特性を活かしながら、裏側となってしまっていた庭の部分も積極的に取り込み、住まいと緑に新しい関係を導きだしています。