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カラオケ喫茶のお店です。クライアントがお住まい住宅の地下部分が店舗スペース。その店舗部分の内装設計をしました。最初に現場をみたときはコンクリート壁むき出しままの空間に作りかけのトイレだけがあるという、いわば現場が放置された状態。むきだしのコンクリート壁は打ち放し仕上げを意図して施工されたものではなかったのですが、地中に面した一面は綺麗に打設されていて、これは「悪くない」と判断。隠さずに内装のメインとして取り入れることにしました。また、音をどう処理するかが課題だったのですが、響き、反射、拡散、遮音、吸音、などの、音に対する処理はそのまま内装デザインとして採用し、お店の特徴にしました。重厚な打ち放しコンは奥行きあるニッチで表現。ステージ背面は厚みの異なる複数の木板で響きを、カウンター側は木製のリブを流し拡散を。天井面はガラスクロスシート付吸音材をあらわし。まるで、音を生み出すスタジオのような、そんなカフェとなりました。