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ANDOハイツ

グループホームです。9人で1ユニットとなるグループを1階、2階にそれぞれ1ユニット、つまり、全体で2ユニット分の18の宿泊室と、その他必要な水周りなど機能をもちます。この規模は、市街化で住居系用途地域の500㎡に満たない計画敷地の中では、建ぺい率一杯に計画しても、なかなか余裕を持って計画することは困難で、効率的に計画するために中廊下型の配置計画を採用することになるのですが、とはいえ、刑務所やドヤのような廊下にはしたくない。逆に主従というか裏表の関係を逆転させたいと考えました。そこで、中廊下の部分にLDK的機能を仕込み、管理側の視点含めもろもろを溶け込ませ、入居者の方が「表」に出て来てもらう空間的な仕掛けをいろいろと思考しています。木造住宅の持つ日常のスケールや空間的なつながりを意識し、どこにいても人の気配を感じ自らのよりどころとなりつつ、それでいて、コミュニケーションの濃度を調整できるような、そんな施設を目指して設計しました。

DATA:

所在地 /神奈川県厚木市

主要用途/寄宿舎(グループホーム)

規模構造/木造(軸組)地上2階

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