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1階に学習塾。2階に4戸のワンルームアパート。異なる用途を積層させたアパートメントです。

敷地は厳しい条件が重なりました。奥行きのある不整形な形状。前面の大通りに対して平行でなく斜めに振れて数メートルだけ接道し、それでいて高低差もあり道路反対の擁壁側は鉄骨を用いて人工的に地盤を広げているという状態。人工の地盤に荷重をかけることを避けつつ、コストに配慮し、シンプルな矩形の基礎を最大限とれるように建物の配置を慎重に検討して、1階と2階、また、それに取り付く、屋外廊下、外部階段、玄関ポーチ、バルコニーなど、敷地の特性にあわせて構成し、それぞれのボリュームに異なる色彩または素材を与え、ボリュームのずれを生かしながらそのまま外観のデザインとしました。

外壁のメインはガルバリウム鋼板。この時はまだ住宅やこのような小規模建築の外壁にガルバリウムを利用しているのはかなりめずらしかったようです。