ご縁があった大工さんに、現場近くに自分がやった建物があるから見に行くかい?と誘っていただきました。
外側からだけ見せていただいたのですが、なんとも見事な数奇屋づくりの建築。
あちこちに、遊び心を感じて、それでいて、息を呑むようなデティールの数々。
職人の高度な技術と圧倒的な作業量がみてとれて、感動しきりでした。
大工さん曰く、木材の端部は、大根を切ったようにスパッと切るのが腕の見せ所で、面取りしたり小口をカバーするのは「粋」じゃないとのこと。
例えば、この垂木。
数寄屋建築で有名な、桂離宮や修学院離宮も行ったことがありますが、ここが一番感動したかもしれません。なにより、実際に関わった方の話を聞きながら見学できたのは大変良い経験になりました。
この壁の表面なんて、丸い竹を少しずつ叩いて壊れないギリギリのところで平らに開いたものを表面に使っているのだとか。
いや、すごいです。。。
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