7月末、ずっと気になっていた建築をまとめて見て回ろうと、急に思い立って、静岡方面に的を絞り、ざっくり場所だけ調べて見にいってきました。
その中の一つ、秋野不矩美術館。
建物は少し高台にあって、駐車場は下の段にある。アプローチの坂道を登っていくと、まるで「砦」のような建物が姿をあらわします。
学生の頃(20年ほど前)に新建築で見ていた印象より、やや大きく感じ、また、思っていた以上に「乾いた」感じがしました。
地域に根づいた建築のようにも一見みえなくもないのですが、どこかにあってどこにもないような、遠い昔からあるような気がするけど、実際いつ頃の建物かもわからないような、そんな不詳な建築です。
とても、力強く、荒々しい。それでいて柔らかい。なんとも不思議な建築体験でした。
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