東京オリンピック

 先週のはじめ、神宮前にあるJIAの建築家会館で、若手建築家の大西麻貴さんのトークイベントを聞きに行きました。たまたまfacebookでみかけたイベント告示でしたが、ふと、自分より若い建築家のトークって聞きに行ったことがないなあと思って、思いつきで申し込みました。

 大西さんは、シークエンスからくる空間体験をトリガーにして、個々の体験や記憶というとありきたりなのだけど、引き出しをあけてあげるといか、ふろしきをひろげる場所をみんなにあたえるというか、言葉にとてもし難いのですが、そんなアプローチをとても大事にして設計に取り組み、結果的にそうしていろいろな立場の人を設計自体にも巻き込んで建築家たらしめている(言葉がふさわしくないですけれど、それだけもう、「建築家」の決まった職能というのはもうどこにもなく、まさにアーキテクトたることを自ら探すしかないとも言えます)、そんなふうに感じました。いつかどこかで彼女らの作品を空間体験できる日がくるのを楽しみにしておきます。


 帰り道、千駄ヶ谷の方へ歩いていくと、工事中の新国立競技場がみえてきました。巨大であることには、この競技場も、旧競技場も、ザハの案もその他のコンペ案も、おそらく大きく変わりはないのだと思いますが、できあがりつつある実物は、足元を歩いていると木製のルーバ状の部材が張り付いた各層の軒裏が目に飛び込んできます。打ち上げ花火は上から見るか下から見るか?と問うても答えはそんなに変わりませんが、競技場はほぼほぼ下から見る。たしかにコンペのパースでも見上げたシーンが印象的でした。下から見上げることがデザインされているといえるこの競技場はまさに軒裏の建築。まだこれからの緑化が進んでいくとどのようにイメージを変えるのか楽しみです。そして、競技場内を早く見たいものですね。


 そういえば、先日はオリンピック観戦チケットの当選が発表されました。私も、一生に一度だし、と思いつつ、でもまあどうせ当たらないだろうとたかをくくって、人気競技を中心にして、それぞれの一番安い席だけ可能な限りの枚数を申し込みしていました。それでも総額30万ほどでしたので、全部あたっても困ってしまうな、なんて思っていたのですが。


 ところが、先日の当選発表を確認したところ、なんと、とある人気競技の決勝があたってしまいました!我ながら、なんたるくじ運。でも、残念ながら新国立競技場ではないんですよね。日本戦かどうかもわかりません(そうでない確率は極めて高いですけれど)。


 オリンピックなんて一部の人だけのお祭りだ、なんておもっているところはあるのですが、そんな私も、ちょっとだけ楽しみになりました。




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